掛け軸を拝見した後は、目線を下に落としてお花を拝見します。床の間に飾られるお花にもいろいろなルールがあります。
お花の種類も様々で柳や侘助(わびすけ)など、あげ始めるとキリがありません。
さらにお花を飾る上で大切な器。こちらも陶器や漆器、曲げ(木でできたもの)まで様々で、器とセットの塗り物なども器の位に合わせて選ばなければいけません。
ルールは沢山あります、が・・・
細かなルール、決まりごとは沢山あり、私も20年以上茶道を続けていますが、季節のものが代わる代わる生けられていることや、季節に合わせた器が選ばれているので、なかなか頭に入れることができません。
ただ、すべての組み合わせを覚えていなければ入門できないかというとそうではありません。そんな決まりがあると、茶道に入門できる人はごくごく限られた人間になってしまいます。
まずは気軽に拝見していく。侘助はこの季節の花なんだなぁとか。その程度からスタートしていけばいいのです。実際に自分がお道具を持つようになってから一つ一つルールを覚えていけば大丈夫。
現に私自身も、師範でありながらも茶室を持っていないため単体での茶会は開いた経験がなく、お花について覚えなければいけないという必要に駆られたことがないので、先生にその都度教えてもらっています。