茶道では様々な日本の文化に触れることができます。着物やお花、書道、掛け軸はもちろんですが、他にもまだまだあります。
お釜
鋳物であるお釡にもいろいろな形や種類があります。その中でも、上から吊るす『釣釡』は、2月だけ使うことができるお道具です。
上から吊るされているのでゆらゆらと揺れるお釡の中にお水を入れたり、お釡の中からお湯を汲んだりします。お釡をなるべく揺らさないための繊細さと集中力が必要なお点前です。
茶器
他にもお茶碗はお茶入れなどは陶器で出来ていて、信楽焼や萩焼、九谷焼など焼き物によって特徴も様々。各地方や、様々な時代の焼き物を見たり触れたりできるので、焼き物の知識が増えるのはとても楽しいですよ。
各地方の焼き物は旅館で実際に使われているところを見ることもできるので、『萩焼のお皿ですね。』なんて話しかけると会話も広がります。
茶器は塗り物もあり、輪島塗や山中漆器など職人の技が集結した品々を見ることができます。これらの知識が浅く広く少しずつ付いてくると、いろいろな面で目が肥えてきます。
余談ですが・・・
私が初めて着物を買った18歳の時も、何気なく選んでいるつもりなのに、高いものにばかり目がいってしまい、困り果てました。
いろいろな面で目が肥えるということが影響しているか否かは定かではありませんが、私が知る限りでは、茶道をしている若い女性は晩婚傾向にありました。男性を見る目も上がってしまうんでしょうか?(笑)